惣辺展望所

霊山十和田スポットの紹介①

知る人ぞ知る大展望
惣辺牧場広場展望所

 八甲田山から十和田湖の外輪山、奥入瀬渓流の断崖まで見渡せる大展望があることをご存知ですか?
 十和田市が整備した展望所だけど、知らない人の方が多い隠れた名所、それが惣辺(そうべ)牧場広場の展望所です。
 しかし、整備されているのだから隠すのももったいない。ということで今回特設ページで紹介をさせていただきます。

場所は?

 奥入瀬渓流の南東、十和田湖の東に位置する高原の牧場「惣辺牧場」の広場内にある展望所です。近隣にキャンプ場がありそこに展望台がありますが、今回ご紹介する展望所の眺めが個人的には一番おすすめです。

どんな場所なの?

①名だたる景勝地を一望できる場所

 日本百名山である八甲田山、十和田湖の外輪山、東北百名山の戸来岳など、北東北の名だたる景勝地を180°以上のパノラマで一望できる唯一の場所です。御鼻部山のふもとを見ると奥入瀬渓流の断崖も見つけることができます。

②霊山十和田に向かう途上

 十和田湖がカミの住む山として人々が参詣に出かけた時代。いくつかある参詣道の内のメイン道路「五戸口道」の途上に惣辺の地はあります。
 2020年から本格的に実施した調査ではこの周辺に至る山道に堀道状の古道から城館跡までいくつもの歴史遺産が発見されており、今最もホットなスポットなのです。

五戸口道中の堀道

③初めて霊山十和田の全容を拝む

 展望所その場所ではないのですがこの広大な敷地内には、大鳥居が立っていたとの記述も残っており、カミの山を拝む遥拝所の役割を持っていたと考えられています。
 つまりこの景観はただの眺めが良い場所ではなく、長い旅路を行く参詣者や修験者が初めて霊山十和田の姿に出会う感動のスポットでもあるのです。

展望所正面景観(御鼻部山)
展望所右側景観(八甲田山)
展望所左側景観(戸来岳、十和田山)

どうやって行くの?

Google MAPのナビ

Googleマップのナビに従うのがベストですが、とんでもない悪路を案内される可能性もあるので、経由地に「気田弾正の碑」又は「切田西大沼平」を入れると安心です。


十和田湖方面から

 102号線から旧十和田湖町の中心に近づいたら右折します。
 “道の南”で右折が最短ですが目印がないので、“下川目”の奥瀬歩道橋を過ぎたところにある青看板で右折(おおた時計メガネ店・法奥小学校看板・湖楽園の看板が目印)が一番わかりやすいのでそのルートで説明します。
 右折後はしばらく道なりに進み一時停止がある交差点で左折。
 道なりに進み、青看板(直進:六戸、左:切田、右:大沼平)が現れたら右折し、大沼平方面に進むと惣辺牧場につながる山道に入り込みます。

 山道では道なりに進みますが、林道が現れるのでそこは入らないように注意です(看板あり)。
 一時間ほど進むと牧場のT字路が現れますので左折、さらに進んだ先のT字路を左折。
 少し走ると左に上り道が現れるので左折し、登ると、ゴールです。


市街地から

 市街地からは複数ルートがありますが、まずは切田中学校を目指してください。中学校のグラウンドが右に見えたら、長畑商店まで進み、商店の次の交差点で右折、そこからすぐの突き当りを左折すると、山道へつながる道路に至ります。


道の状況

 最後の展望所へ上る砂利道を除けばすべて舗装された道路です。舗装されていない道路に入ったら、基本的に行き止まりか恐ろしい悪路なので、引き返してください。
 積雪期は通行止めです。5月中旬以降から11月に行くのがおすすめです。


道を知る人と行くのがベスト

 道順を紹介しましたが、読んでの通り目印がほとんどないのがこの展望所。ナビに頼っても、通行止め中の悪路を案内し、大変な目にあったなんて話もちらほら。悪路が来たら引き返す鉄則を守れば迷い込むことはないのですが、やはり道を知る人の先導で行くのがベストです。

 遊部屋十和田では、皆様の車に乗り込む又は先導する形で惣辺牧場広場展望所のご案内相談もご対応させていただいております。
 プラン内容は可変的に対応するオーダーメイドツアーの形式をとっていますので、下記リンクを参照の上でご相談ください。
 十和田古道ドライブ

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